2019年3月3日(日)に行われた、第13回となる東京マラソン2019に参加してきました。
テレビの中継やニュースでも伝えられていた通り、当日は冷たい雨という生憎の空模様。
練習量に不安を残すなか、雨天のマラソン大会も初めて。
寒さも手伝い、非常に心細い気持ちでスタート地点である新宿へと向かいました。
横浜からは湘南新宿ラインが便利。
車内にもランナーとおぼしき人たちがチラホラいました。
7:20に新宿へ到着。
新宿ではやはり参加者でごったがえしていました。
都庁方面への人並みはまるで通勤ラッシュ。
そして、雨もパラパラと。
都庁周辺の道路は軒並み通行止めに。警察関係車両がものものしい。
都庁。久しぶりに見ました。
ゲートの入り口では、バーコードリーダーのようなもので、セキュリティリストバンドをチェック。
ゲート2。ゲートは全部で5までありました。
まるで空港の手荷物検査かのような厳重さ。
海外のマラソン大会で物騒な事件もありましたし仕方ありませんね。
ゲート2だけでもこの人の多さ。気温も低くてトイレには長蛇の列。
スタートブロック入場閉めきりの15分前になんとか済ませることができました。
事前に割り振られたナンバーカードの色や番号ごとに、決められたトラックに荷物を預けます。
スマホを持って走ろうかとも思いましたが、慣れないことはすべきでないと、ここで預けました。
ですので、走ってるあいだの写真はありません。
スタートブロックに並んでから号砲がなるまで約30分。
これは他のマラソン大会でも同じで、けっこう持て余す時間なのですが、こんなに辛い待ち時間は今までありませんでした。
冷たい雨と北風に吹かれながら、ただただ身体を縮め、修行のように時が過ぎるのを待ちました。
そしてようやく、セレモニーやら小池都知事の挨拶やらも終わり、スタート!
スタート位置は自己申請タイムによりA~Lまで区切られています。
真ん中より少し後ろくらいのGブロックからは、実際のスタートラインまでは約14分ほどの時間がかかりました。
スタートラインを超えてからゴールするまでの時間をネットタイムといいます。
今回の目標とした4時間半でゴールをするためには、だいたい1kmを6分20~30秒、5kmを32分のペースで走る必要があります。
本来なら余裕のあるペースですが、寒さで脚が重たくなっていて、序盤はギリギリのタイム。
しかも、途中でトイレに並び数分待ったうえでやはり諦める、というミスを2度繰り返すという失態。
結果的に、そちらのほうはゴールするまで問題なかったので、寒さで感覚がおかしくなっていたのかもしれません。
前半遅れをとったことで、とにかく後半まで脚力を残すことに考えを切り替えました。
これまでペースダウンを余儀なくされてきた残り10kmで本来の走りをするため、とにかく30kmまでは抑えて。
そして30kmを経過。
1キロ6分ほどのペースに上げました。
頭のなかで、残りはいつも走っている距離だと言い聞かせ淡々と足を動かします。
給水所で補給するときだけ立ち止まって、足のストレッチ。
かなり重たいけど伸ばしてみるとまだ痙攣するほどではなく、10秒ほどですぐに再スタートします。
35kmを過ぎても1キロ6分をキープ。
これは初めての経験で、もう行けるところまで行こう!という気持ちです。
しかしここからが本当に自分との戦いです。
もしかすると、37km、38km……と進み行く距離表示を見ると、いよいよカウントダウンが始まって最後の力が湧き出てくる!と思われるかもしれません。
ところが実際は「まだそんなにあるのか……」と絶望的な気持ちになって、スピードを緩めてしまいたいという誘惑に襲われるのです。
無心で黙々と足を動かしていれば走れるのに、距離表示という邪念が想像以上に気持ちに作用してくるから不思議なものです。
41km、42kmまではそれの繰り返しで、気持ちが上がるのはゴールゲートが見えてから。
寒さに耐え、足の痛みに耐え、(尿意にも耐えて)ようやくたどりついた42.195kmのゴール!
ゴールのあとタオルやメダルなどを貰い、荷物を受け取った直後のようすです。
マラソンを走りきったばかりだというのに、身体はキンキンに冷えて、手もかじかんでまともに動かないという有様。
ネットタイムと5kmごとのラップタイム。
ほぼ目標通りのタイムで走ることができました。
自身4回目となるフルマラソン。
実はタイムとしては一番悪いのですが、事前練習の少なさ、当日の悪天候を考えれば仕方ありません。
なにより、これまでの前半飛ばしすぎて後半失速するというパターンを初めて脱却することができました。
いつか達成したいサブ4(4時間以内)に向けて、よい経験となりました。
これからも年に1、2回くらいのペースでマラソン大会に参加すべく、楽しくランニングを継続していこうと思います。
完走メダル。
フルマラソンの達成感はなんとも言えません。
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