松本PARCOのある公園通りを抜け、本町通りを渡ると高砂通りに。
松本市の特別史跡である源智の井戸まで歩くと、すぐ脇に、落ち着いた白壁が風景に馴染んだ佇まいの半杓亭が見えてきます。
曹洞宗のお寺、瑞松寺のすぐ手前です。
長野県松本市中央3丁目7−12
営業時間 11:00~19:00(LO)
電話 0263-33-6187
定休日 木曜日、第1第3水曜日
ホームページ http://www.zuishoji.com/hanshakutei.html
半杓亭の店内のようす。
連休でも縄手通りや中町通りのように観光客であふれておらず、癒しに満たされた空間。
店内は四人がけのテーブルが三席と、6席のL字カウンター。
決して広くはありませんが、ゆったりしたレイアウト。
店内に流れるクラッシックは静かで心地よく、お客さんもどこか大きな声では喋らない雰囲気です。
甘夏のゼリーは、涼し気なガラスの器で。
水々しい果肉がゴロッと入っていて、楽しい食感。
この日はとても暑かったのでアイスコーヒーを頼みましたが、ホットのお客様にはハンドドリップのコーヒーを提供されていました。
お好みのコーヒーカップを選べるみたいでした。
半杓亭の周辺 高砂通り
散策にぴったりの、半杓亭の周辺の様子を少しだけご紹介します。
高砂通りの入口。
細い通りながら、味わいのあるお店や建物が多く歩いていて飽きません。
観光客もそこまで多くありません。
何気ない水路を流れる水もとても綺麗。
源智の井戸。
清らかに流れる水が涼しげです。
由緒・来歴
この井戸は、市内の名水のひとつで、城下町が形成される以前から飲用水として使用されていました。
所有者は、小笠原氏の家臣河辺与三左衛門源智でその名をとって、「源智の井戸」と呼ばれるようになったと伝えられています。
この井戸の周辺は、女鳥羽川と薄川の複合扇状地で市内有数の湧水地帯です。
天保十四年に刊行された「善光寺道名所図会」には、井筒の径は八尺、高さ九寸で「当国第一の名水」とあります。
松本の町の酒造業者はことごとくこの水を使い、歴代の城主は不浄を禁ずる制札を出してこの清水を保護したといいます。
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