今週の川柳
2019年2月24日(日)~3月2日(土)の投稿より、まるせん週刊ナイス川柳として7句の川柳を選びました。
お題「ギリギリ」(konz)
『なんだっけ?』指が知ってるパスワード
お題「はてな」(凛)
逆向きの切符買えずに定年日
お題「ビビり」(かえるやぎさん)
こんなにも 広かったのかと 退去の日
お題「スッキリ」(獅子座に寅年さん)
永遠の誓い忘れるワンクール
お題「気まぐれ」(Yellowbird さん)
気まぐれに 料理するなら 片付けも!
お題「気まぐれ」(優游っぴさーん)
武装したサングラスでも目をそらす
お題「ビビり」(十字野郎さん)
獅子座に寅年さんの句を今週のタイトルに採用させていただきました。
ガランとした部屋を眺めて、思わずこぼれ落ちたセリフのよう。
新しい生活への期待感もあるし、退去するのはもしかして悲しい理由なのかな……なんていう想像も膨らみます。
この季節にもピッタリですし、「スッキリ」というお題を超えた、素敵な句だと思います。
まるせんで発表している「今日の一句」が入ることが多いのですが、より誰が読んでも分かりやすいものを選んでいます。
また、できるだけ違う投稿者の句を紹介するようにもしています。
投稿コーナー
わたしのお気に入り川柳
母ちゃんは おれたちのため がむしゃらに(がまさん)
お母様の姿が目に浮かび、それを感じとって思い出す様子とに、感動しました。
がまさんの句は、いつも人間のあたたかみがあって、とてもすごいと思っています。
(優游っぴさん5さん)
退職してから会社の仲間と
40年近く勤めていた会社を退職し、その会社に居た仲間に誘われて川柳を始めました。
年2~3回温泉で句会をし、楽しんでいます。ネットでこのサイトと出会い半分ボケがかった頭をひねっています。さすがに 名人・柳聖となると上手いですね。
(のーさん)
ハイヤードライバーは待つのが仕事
ハイヤーについてご存知でしょうか。
タクシーと同じお客様を所定の場所までお送りする仕事ですが不特定多数をお乗せするタクシーに対し企業の重役といった、特定の方のために運転するのがハイヤードライバーなのです。
タクシーが、どこかにいるであろうお客様(≒獲物w)を求め街を流す(≒狩りに行く)といった具合に言わば「狩猟民族」的な所があるのに対し、ハイヤードライバーはひたすら機が熟す(≒お客様の用事が済む)のを待つ、という点で「農耕民族」的と言えそうです。
そう、ハイヤーは運転だけでなく「待つのが仕事」なのです。
自分も現在企業の社用車運転手として派遣されているので「待機時間」は長く……まるせんを見る時間、川柳を作り推敲する時間も相当たっぷりあるのです。
そこで無理のない範囲内で、と自分に課したのが「日に最低3句」でした。
それを続けていけばちょうど月100句になります。月100できればまあ立派なものだろう、と漠然と考えてのことでした(笑)
投稿頁にある「ホットなお題」あるいは「ニュース」に対応した句。
若しくは「ナイス」の句を受けての、「連歌」のような「パ句Re」。
いずれか1句を3句の中に盛り込むようにしています。
かくしてまるせん参加以来丸2年、仕事(≒待機w)のない週末に1日だけ痛恨の投稿忘れがあっただけで「ほぼ皆勤」を続けられています。
(十字野郎さん)
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