国道一号線（横浜新道）沿い、いつも長崎ちゃんぽんの幟が出ていて気になっていた西海にいってきました。
東急東横線反町駅からも、JR東神奈川駅からも歩いて5、6分です。
西海（さいかい） 基本情報
お店の様子
建物自体もなかなかに古く、昭和感満載。店内もお世辞にもキレイとはいえません。
お店に入って感じたのは、ツンと来る豚骨スープのかおり。醤油豚骨の多い横浜の街でも、近頃はあまり嗅ぐことのなくなった匂いです。
本当に豚骨が好きな人や、九州の人なんかは全然気にならないと聞いたことがありますが、実はこの匂いがあまり得意ではありません。
これに加えて、古めの店内、汚れの目立つメニューに不安が先立ちます。
ちゃんぽん 950円
ちゃんぽん950円。
ひと先ずはスタンダードメニューであるちゃんぽんを注文。
豚バラ肉と一緒に炒めた野菜がたっぷり。プリッとした海老、イカや、各種練り物もいっしょくたになったボリューミーな一杯が運ばれてきました。
まずは野菜をがっつり口に運ぶと、思いのほかナチュラルな味付け。
野菜の瑞々しさを残した絶妙な炒め加減もすばらしい。
スープもあっさり目の優しい味わい。
色味から豚骨スープも使っているようには感じられますが、ベースは鶏ガラスープかもしれません。
ラーメンで言えば塩ラーメンといってもいいくらいの風味です。
このスープに炒めた野菜のうまみが溶けだしていて、実に美味。
これまで、ちゃんぽんと言えばリンガーハットのものしか食べたことがありませんでしたが、あのジャンクな濃いめのスープも悪くないのですが、なるほどあれはリンガーハット味というべきもので、こちらが本物のちゃんぽんなのだと思わされました。
そして、最大の特徴である麺。
太麺のラーメンとは根本的に違うもっちりと柔らかめの麺がほどよくスープを吸いこみ、これまた体に優しい味わい。
最初は山盛り野菜の風貌にやや気圧されたものの、最後までまったく飽きのこない一杯でした。
感想
店内に漂う豚骨臭をかいだときに感じた、強烈な一杯が来たらどうしようかとの危惧に反し、体に沁みこんでいくような優しいちゃんぽんを堪能できました。
次はぜひ皿うどんにも挑戦したいと思います。
ちゃんぽん・皿うどんが主力メニューの西海ですが、普通のラーメン屋のメニューも一通りそろっております。
定休日の水曜日以外は24時間営業というストロングスタイル。お近くにお越しの際はぜひ。
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