2022年4月に閉店となった、魂麺 横浜反町店の跡に、辛いつけ麺が売りの「麺/めし処 とんがらし」が入りました。開店は2022年5月20日(金)。
2020年9月オープンの魂麺でしたが、コロナ禍で店を閉じている期間も長く、コロナの影響をもろに受けた格好でしょうか。
麺/めし処 とんがらし 基本情報
お店の様子
真っ赤な背景に、緑色の字で「とんがらし」と書かれた看板。店の前には、何本も幟がはためいており、道行く人へのアピール度がかなり強いお店です。
主力メニューは「赤唐つけ麺」、店名もスバリとんがらし、とあくまでストレート。
スープの出汁に使用したかつお節を無料で配る、というサービスも店頭にて行っているみたいです。
テーブルにつくと、赤唐つけ麺の食べ方が細かく説明された紙が。初めてのお店ではこういった説明のがあると助かります。
ところで、普通こういうの紙って、クリアファイル的なものに入れて机に置かれていたりしますが、アクリル板がうまく活用されていました。視界はさえぎられますが、一人飯のときにはとくに問題なし。
赤唐つけ麺 全部のせ 1,000円(オープン記念価格) 感想
オーダーは、もちろんお店イチオシの赤唐つけ麺。全部のせがオープン記念価格となっていたため、迷わず選択。
事前情報で知っていましたが、器はプラスチック容器でした。また、アクリル板の説明にもあるとおり、スープが服につくと落ちづらいとのこと、使い捨てのエプロンを装着しました。
それにしても、辛いの苦手人間にとっては恐ろしくなるようなスープの色。表面はラー油系のなにかでしょうか、透明な油が辛くて濃そうな沈殿物を覆っています。
ところが、一口食べてみると、意外や意外。口にピリッとした刺激はあるものの、スープの色から想像したような激しいカラさはありません。むしろ、魚介系の旨味が強く感じられます。
ひとつ難点をあげるとすれば、つけ麺の麺同士が少しくっついてしまい、うまく持ち上がらなかったこと。せっかくの麺なので、しっとりほぐれる麺をツルツルっと頂きたかった。
濃厚なつけ麺のスープは、トンコツではなく、あさりのペーストをベースに、こんぶやかつお節の出汁を合わせた、完全に魚介系もの。実はこちらの店長は、もともと和食で腕を磨いてきたのだそうです。
店長いわく、まだオープン間もないながら、この独特な辛味が女性からの支持を得られている、と手ごたえを感じられているそう。
食べ終わったあとのお楽しみは、残ったスープでいただく「割りスープ」。アサリや豆乳等で作られた割スープのポットが、各テーブルに用意されています。
これが、味わい的に辛さをマイルドにしてくれるかと思いきや、熱々の割スープがむしろ本来の辛さ引き出すという効果を発揮。最後まで気を緩めてはいけないのでした。
ラーメン激戦区の反町で、実にとんがったお店がまた一軒できましたが、頑張ってほしいですね。
なお、現在、平日限定で蕎麦も食べられるとのこと。さすが和食出身。
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