2018年6月オープン以来、松本周辺のラーメン好きのあいだで人気を集めている話題の店。
元々はパチコン屋でも入っていた建物なのでしょうか。
駐車スペースもたっぷりとあり、地方の郊外店ならではの店構えとなっております。
つけ蕎麦 尚念の基本情報
店に入るとすぐ、券売機。こちらで先に食券を購入します。
濃厚つけ蕎麦と中華蕎麦主体のシンプルなメニュー構成です。
【濃厚つけ蕎麦】
小盛130g 850円(半玉付)
並盛200g 950円
大盛300g 1030円【中華蕎麦】
並盛 750円
大盛 830円【トッピング】
味玉 あいだの平飼い卵 150円
叉焼増し 300円炊込みご飯 200円
店内は、洒落た和食店を思わせるようなきれいな内装。
開店からまだ1年ということもあるでしょうが、清掃の行き届いた気持ちよい空間でした。
濃厚つけ蕎麦
濃厚つけ蕎麦。
豚と鶏、2種類の食感の違うチャーシューが付いています。
濃厚とはありますが、予想を上回る粘度のつけ汁は、ボコボコと沸騰状態で運ばれてきました。
飾り気一切なしの、ドロっとした見た目もここまで来ると潔し。
味としては、豚骨と魚介と醤油。だけど、醤油が立っている感じではなく、全体的にまろやかでほのかに甘さも感じます。
麺の食感、風味、ノド越しはとっても爽やかで好みでした。
ただ、つけ汁の豚骨なのか、脂の具合のせいで終盤は少々飽きが。
そういうときのために、テーブルに置いてあるのが、八幡屋磯五郎。
濃いつけ汁との相性は抜群。
変化を加えることで最後まで美味しく頂けました。
ちなみにスープ割りはテーブルの上にポットで備え置かれていました。
自分のタイミングで頂けるので、グッドです。
中華蕎麦
つけ蕎麦とは一転、中華蕎麦は綺麗に透き通ったスープの一杯。
青い葱と柚子が添えられ見た目も爽やか。
スープを一口飲むと、意外な甘さが口いっぱいに広がります。
醤油の尖ったところが一切ありません。
つけ蕎麦もそうでしたが、見た目的に脳がキリッとした醤油を想像しているなかで甘みが来るので、いい意味で裏切られる感じ。
立地的に西からも東からも文化が入ってくる長野、この甘い醤油系は西のほうの由来なのでしょうか。
東京、横浜界隈の醤油ラーメンではこれまで出会ったことのない味でした。
※
訪ねたのは、平日のお昼少し前でしたが、食べ終わるころにはお店はほぼ満席に。
開店から一年たっても、まだまだ松本市民からの熱い支持は変わらないようでした。
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