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映画 星の子の感想 原作のファンは必ず観て欲しい!

映画
映画「星の子」の感想

芦田愛菜さんが主演している映画「星の子」を観ました。原作である今村夏子さんの小説「星の子」がとてもよかったので、この映画も楽しみにしていました。

結果的に、観て本当によかったです。

小説の世界観を尊重しながら、今村さんならではのユーモアをうまく溶け込ませていて、場面によっては小説以上に胸に迫るところ、おかしくて吹き出してしまうところもありました。

原作「星の子」を読んだ感想

検索結果の上位に表示されるようで、思いがけず多くの人に読んでもらっている記事です。

小説を読み終えたとき、とにかくラストシーンが気に入ってしまい、野暮だとは思いつつもネタバレと自分なりの解釈を交えて書きました。

星の子(朝日文庫) 今村夏子

映画版 星の子を見た感想

冒頭にも書いた通り、小説の世界観がしっかりと再現されている映画でした。

もしかしたら事前にテレビやネットで見た予告の映像が刷り込まれていたのかもしれませんが、映画全体を通して、小説のイメージに対して違和感があるという場面もほとんどなく。

主人公のちひろからは、小説ではなんとなく少しぼんやりしたところがあるのかなという印象を受けていました。それは映画でもある程度は表現されていたと思います。

ただ、ちひろが南先生に嫌な言葉を投げかけられて強くショックを受けている姿を見て、ぼんやりしてるからって悲しみが少ない訳ではないという、考えてみれば当たり前のことにハッとさせられました。芦田愛菜さんの、目に涙をいっぱい溜めた何とも言えない表情から、ちひろの感情がストレートに伝わってきました。

小説を読んだだけでは、ちひろのことだからそんな強く悲しんでる訳ではないと勝手に思っていた部分があったのだと思います。これは、いい意味で小説と違う感想を得られた場面でした。

さらに、その悲しみに心を打たれた分、学校の友達であるなべちゃんと新村くんが慰めてくれるシーンが、より生き生きと心温まるものになっていて、本当にいいシーンでした。

欲を言えば、宗教に入っていない友達の彼氏が集会でスピーチをする場面が小説にはあって、そのシーンが見てみたかったなぁ、という点でしょうか。

物語の大筋からするとあまり関係ないのも分かるのですが、これは、原作を読んでから映画を観た他の知り合いもそう言っていたので、原作ファンは残念に思われるかもしれませんね。

とはいえ、全体的には本当に満足しました。

ラストシーンで、永瀬正敏さんがちひろに何かを伝えようと気持ちを固めている表情。本当に素晴らしかったです。

星の子(朝日文庫) 今村夏子

コメント

  1. […] 映画 星の子 原作のファンは必ず観て欲しい!今村夏子さん原作、芦田愛菜さん主演の映画「星の子」を観てきました。fukasawa-shoten.com2020.10.22 […]

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