うちの子になりなよ/古泉智浩 里親ってなに?里子を育てる古泉さん家族のほのぼの子育て日記

うちの子になりなよ/古泉智浩 読書感想
うちの子になりなよ/古泉智浩 感想

漫画家の古泉智浩さんの子育てエッセイ「うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門」を読みました。

大きく里親日記里親入門の章で構成されています。

里親日記の各エピソードには、古泉さんの実に味わいのある漫画もついていて、とてもほのぼのした気持ちになります。

里親日記の章は里親という言葉こそついてはいますが、内容は実に普通の子育てエッセイ。

古泉さんは、奥様と待ち望んでいた子育て、赤ちゃんの日々の成長を、言葉として、絵として残していきたいから書いたんだと語っています。

もちろん、所々に里親ならではの事情も書かれていますが、里親だからといって子育てについて特段の違いがあるわけではなく、その苦労やトラブル、赤ちゃんのかわいさが、古泉さんの漫画とともに、実にイキイキと描かれています。

そして、だからこそ読む側は勝手に事情を勘案して、なんとも心を震わせてしまうのです。
それがどういった心情なのか、うまく説明ができません。
里親という制度、環境が身近になかったせいか、どのように捕らえてよいか整理できてないような気がしています。
古泉さんファミリーにとっては、どうでもいいことでしょうけど……

そういうこちら側の勝手な感動はさておいて、赤ちゃんのかわいさ、古泉さん家族の愛情に満ちた内容となっています。

後半の里親入門の章では一転、不妊治療から里親になるまでの経緯が詳しく語られています。
里親になるために必要なこと、どこに相談に行くのか、また、里親と養子との違いなど、知らなかったことがたくさんあります。

普通ならばなかなか頭に入ってこないような事柄も、古泉さん家族と赤ちゃんの日常を初めに読んでいるおかげで、一緒に勉強するような気持ちで知識を得ることができました。

あとがきの前に、4ページのマンガが掲載されています。

夢を
見ました。

の一コマからはじまります。

夢のなかで、古泉さんの奥さんが念願の懐妊をしたのです。
ところがそこに神様が登場。
お腹の子が生まれたら今の赤ちゃんとはお別れですとお告げをいってきます。

短い話なのでこれ以上説明はしませんが、ホロリとしてしまう内容です。

既に続編も発売されています。
こちらはほぼマンガ仕立てで、より読みやすい構成になっています。

帯にもあるように、里親、養子縁組という制度の話しばかりだけでなく、普通の子育て、うーちゃんの成長をとおして本当の親ってなんだろう?というテーマが見えてくる素敵な作品です。

どんどん成長しているうーちゃん、そして二人めの里子であるぽん子ちゃんの様子も読むことができます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました