アメリカでおこなわれるグランドスラム大会、全米オープンが現地時間8/26(月)から始まっています。
四回戦に進出した日本人選手は大坂 なおみ。
今回は全米オープン視聴のため、WOWOWを契約しました。
大坂、ベンチッチとの至極のストローク戦を演じるも惜敗
9/2(月)
日本勢で唯一残った大坂なおみの四回戦でしたが、スイスのベンチッチに5-7、4-6のストレートで敗戦となってしまいました。
立ち上がりこそ硬が見られ、いきなりブレークを許してしまいますが、三回戦のガウフとの戦いで高まった集中力は、この日もハイレベルでキープしているように見えました。
気落ちすることなく自分のプレーに集中した大坂は、早い段階ででブレークバックに成功します。
しかし、この日のベンチッチも、実に見事なプレーを見せます。
サービスこそダブルフォルトを多めに出してしまいますが、ストローク戦に限っていえば、世界トップレベルの大坂と互角以上の打ち合いを演じ、大坂を押し込む場面も少なからず見受けられました。
この、ベンチッチのサービスゲームの隙をつききれなかったのが、敗因の一つだったのは言うまでもありません。ブレークできたのは第一セットの一度のみ。
逆に、セカンドサービスで思い切り叩いてくるベンチッチの攻撃に苦戦し、3つのブレークを許してしまいました。
第二セットの途中からは、懸念材料の膝の不安もでてしまい、挽回することができずに敗れてしまいました。
しかし、今日の戦いにおいては、大坂は自らのプレーを出し切ったように見えました。
調子の悪いときに出てしまうメンタルの崩れもなく、ベンチッチとの世界トップレベルのストローク戦を、何度も堪能することができました。
ほんの僅かの差、勝負どころでポイントを取ったベンチッチがこの日の勝利を掴み取った、そんな戦いでした。
敗れたとはいえサービスエースが9本も出て、大坂らしい実に迫力のあるプレーも随所にみられました。
体調を整え、あとほんの少し、プレーの波を少なくできれば、世界トップの大坂がまた戻ってくるでしょう。
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